プロローグ(Prologue)

「白蝶花 Perla&Fiore(ペルラアンドフィオーレ)」は、2003年京都に誕生しました。

30年かけてブランドを浸透させるという目標のもと、慌てず急がず、そして目立たぬように育んでまいりました。

「幸福と繁栄」の象徴である「マザーオブパール(Mother of Pearl)」の輝きに魅了され、作家として、そして職人として探究を続け、今年で20年が経過します。

その間には、インターネットの普及やスマートフォンの登場、電子マネーの浸透など、生活スタイルに影響する様々な社会変化が起こりました。

ブランドコンセプトとは、一般的には創業と同時に公開すべきものであると理解し、承知しています。

でも私たちは、20年経過した今、ようやく皆様に「ブランドコンセプト」を発信し始めます。

「アクセサリーカノン」という名前で創業したブランド名を「白蝶花 Perla&Fiore」に変えたのが、15年目の秋。

「手の届くハイジュエリーをコンセプトに」というキャッチコピーを確定したのが18年目。

そして、20年目の今。ようやくブランド理念を記せる心の準備か整いました。

心の中で想い続け、お客様と対話を続ける中で醸成するのに要した正直な時間です。

他のブランドには真似の出来ない特長とは何か。

それは、「商品に込めた思い」×「表現」×「時間」だと考えています。

《ブランド理念》私たちは、いつか手にしたいという憧れを手の届く喜びに変えて、人々に輝きと感動をお届けします。

商品レビューの中で、私達が一番嬉しく受け止めるフレーズは、「商品愛を感じます」という言葉です。多くのお客様からその言葉を頂ける様になった今、ようやく私たちの「ブランド理念」が完成したのです。

失われた30年は、輝ける女性の元気をじわじわと奪った時間でもありました。

「いつまでもおしゃれでありたい、綺麗でありたい、輝いていたい」、女性たちの憧れ・願いを叶えてくれるアイテムの一つが欧米ブランドを中心とするハイジュエリーです。

「自分へのご褒美」、「彼氏、パートナーからのプレゼント」少し背伸びすれば手に入るハイジュエリーは、平成時代には手の届く憧れでした。

それがどうでしょう。失われた30年の間に、背伸びしても手の届かない憧れすら抱けない高価なものになりつつあります。

たとえ手に出来たとしても、安心して出かけることができない「落としたらどうしよう」「傷つけたらどうしよう」という不安が女性たちを苦しめています。せっかくの宝物が人目につかないジュエリーボックスの中に仕舞われたままになっているのです。

手の届くハイジュエリー

ハイジュエリーを着けた喜びをそのままに、安心と満足感を提供できれば、女性たちは輝くに違いない。この想いが「Perla&Fiore」の各シリーズの根底にあります。

黄金比・フィボナッチ数列比といった自然美・神秘のバランスをモチーフデザインに取り入れ、潜在意識にまで届け、という強い願いが「商品愛」としてお客様に届いているのだと思います。

「ブランドコンセプト」とは、一方的に発信するものではなく、商品や対応を通してお客様に感じていただくものだと考えています。

時間の掛かる不器用な考え方かも知れません。

でも、この20年の歩みで着実に、そして確実に「手の届く喜びに変える」ことが出来てきたと感じています(2023年7月)。

美しさの科学的裏付け、心地よさの追求

身の回りのあらゆるものは、科学の進歩によって数値や数式・化学式で示される世の中になっています。

人間が五感で感じるすべてのものを数値化しようと試みられています。

美しさはどうでしょうか。

イタリアの数学者「レオナルド・フィボナッチ」が発見した黄金比

黄金比とは、自然界の美を流用した比率であり、例えばパリの凱旋門、ヴァンドーム広場の建造物・エジプトのピラミッド・スペインのアルハンブラ宮殿の装飾やローマのパルテノン神殿・金閣寺など世界文化遺産にも数多く採用されているデザインバランスです。

また、ミロのヴィーナスやモナリザなど世界的に有名な芸術作品にも取り入れられています。

私たちがお届けした同じ商品に対して、人々の反応は少しずつ異なります。

真珠は自然が生み出した宝石です。

母貝の中で長い時間をかけて何千もの真珠層が形成されます。

真珠層の電子顕微鏡画像

その真珠層に入り込んだ光は、「分散」「屈折」「全反射」「複屈折」を各層で繰り返し、内面から神秘的な反射光を放って美しく輝きます。

日本では、身飾品として真珠そのものに注目が集まりがちですが、海外では母貝(マザーオブパール、Mother of Pearl)を加工した宝飾品が人気です。

南洋真珠貝の母貝(マザーオブパール)

生き物に個性があるように、同じ環境で育った貝や真珠にも、色目・輝きに違いが表れます。

美しいという感情は、視覚的バランスの心地よさから抱きます。

姿・形であったり、色・輝きであったり、バランスの組合せは無限です。

品質へのこだわり

真珠を生み出す母貝の品質は、真珠のレベルにおおよそ比例します。

当店が採用する真珠貝は、真珠ランクの選定基準を準用して高品質なものを採用しています。

海外セレブが好んで身につける南洋真珠貝を中心に、花モチーフにこだわったラインナップを展開しています。シンプルな1花ネックレス、ピアス、イヤリングから2花、ゴージャスな3花多連ピアス、5花チョーカーそして10花のネックレス、16花20花のロングネックレスまで、普段着のおしゃれからパーティードレスまで多様なラインナップをご提案しています。

ブランド名:Perla&Fiore の由来

舶来品から国産品への回帰を目指して

私は、京都の型友禅染会社の三代目候補として生を受けました。

残念ながら伝統産業の衰退とともにその事業は私の幼少期に廃業となりましたが、その魂は潜在意識に刻まれていたのかも知れません。

2018年とある展示会で、西陣発の「染色技術」を基に染色事業を展開されている会社との出会いが新たな商品開発のきっかけとなったのです。

「白蝶貝」を染色できますか?

試行錯誤がはじまりました。

模様ムラのあるシェルパーツを如何に均一に染めれるか(温湿度圧力時間条件、再現性)、
如何に色移りを防止するか、
汗や皮脂など酸アルカリへの変退色耐性、
日常紫外線への耐性 試験、
接着剤による変退色影響の確認
感動をお届けするための課題は尽きません。

納得できる品質に仕上がったとき、自信を持って国内外の皆様にお届け出来るよう開発を続けています。

京都伝統染色ジュエリーの実現に向けて

創業者の想いから始まったつぼみは、二十年経過した今、七分咲き。

見ごろを過ぎた後も、次第に大きな花となり、毎年咲かせる多年草のように、次世代の人々にも感動を与え続ける、そんな未来に期待を寄せて。